エイチーム、ゲームを含むエンターテインメント事業はQoQで減収減益に 新規タイトルのリリースは下期に延期

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【決算概要】

 株式会社エイチームは12月8日に2018年7月期第1四半期の決算を発表した。第1四半期(2017年8月1日~10月31日)の連結業績は売上高89億400万円(前年同期比24.8%増)、営業利益9億6,300万円(前年同期比228.4%増)、経常利益9億8,000万円(前年同期比235.3%増)、純利益は6億7,800万円(同390.9%増)となった。

 各事業が順調に推移し、事業規模が拡大したことにより、売上が前年同四半期比(YoY)で増加。営業利益、経常利益及び純利益は、前年同四半期において積極的な広告投資が集中したことにより、利益水準が一時的に低下したことから、第1四半期においては定常的な水準で効率運用を実施したため、前年同四半期比で大幅な増益に。なお、前四半期比(QoQ)では主力のエンターテインメント事業の不振により、減収減益となった。

(出典)2018年7月期 第1四半期 決算説明資料 p6 

(出典)2018年7月期 第1四半期 決算説明資料 p5

 

【事業状況】

 エイチームは、大きく分けてエンターテインメント、ライフスタイルサポート、ECの事業からなる。

エンターテインメント事業

 スマートフォン向けゲームを展開しているエンターテインメント事業は、セグメント売上43億1,551万円(前年同期比5.5%増)、セグメント利益は8億6,523万円(前年同期比186.3%増)となった。YoYで増収増益を達成したものの、2016年6月リリースの主力タイトル『ヴァルキリーコネクト』が振るわず、QoQでは減収減益に。

(出典)2018年7月期 第1四半期 決算説明資料 p12

 なお、同作は2017年10月に国内でTVCMを放映するなど、引き続きユーザーの獲得に注力しているという。また、2017年12月15日には、盛大遊戯有限公司/Shanda Games Limitedと業務提携を行い、中国本土に向けて正式リリース。中国で開催された「2017 GOLDEN PLUME AWARD」においては、中国ユーザーが最も期待するモバイルゲーム賞(玩家最期待的移动网络游戏)も受賞し話題を呼んだ。

 一方、長寿タイトルとなりつつある『ダービーインパクト』(2013年5月リリース)、『ユニゾンリーグ』(2014年12月リリース)、『三国大戦スマッシュ!』(2015年3月リリース)は引き続き運用の効率化により、継続して収益に貢献。『ユニゾンリーグ』は、2017年11月8日に全世界累計850万ダウンロードを突破し、12月4日にはリリースから3周年を迎えた。

ライフスタイルサポート事業

 引越し比較・予約サイト「引越し侍」、自動車査定・買取サイト「ナビクル」のほか、ブライダル、金融サービスなど生活に密着したWebサービスを運営するライフスタイルサポート事業は、セグメント売上39億5,408万円(前年同期比49.1%増)、セグメント利益5億5,059万円(前年同期比48.9%増)となった。

(出典)2018年7月期 第1四半期 決算説明資料 p14

 引越し・自動車関連事業は引き続き日々のサイトの改善、プロモーション活動などにより順調に利用者を増やし、継続して業界トップシェアを維持。ブライダル関連事業は、全国6エリアに12店舗のハナユメウエディングデスクを展開しており、2017年10月には新宿駅前店の大規模リニューアルを実施し、継続して「ハナユメ定額ウエディング」、「ハナユメフォト」等のブライダル周辺サービスを拡充しながら、サービスの品質向上に注力しているとのこと。

(出典)2018年7月期 第1四半期 決算説明資料 p15

EC事業

 自転車専門のECサイト「cyma(サイマ)」を運営するEC事業は、セグメント売上6億3,488万円(前年同期比61.2%増)、セグメント損失4,420万円(前年同四半期は3,485万円の損失)となった。事業規模が順調に拡大し、YoYで大幅に成長した。

(出典)2018年7月期 第1四半期 決算説明資料 p17

 

【見通し】

 2018年7月通期の業績予測は、売上高400億円(前年同期比15.6%増)、営業利益47億円(前期比15.3%増)、経常利益47億円(前年同期比14.1%増)、当期純利益31億円(前年同期比20.2%増)を見込んでいる。

(出典)2018年7月期 第1四半期 決算説明資料 p21

 エンターテインメント事業では、引き続き『ヴァルキリーコネクト』、『ユニゾンリーグ』などの既存ゲームアプリの効率的な運用と成長余地のある海外での売上拡大に努めながら、新規ゲームアプリの開発に取り組んでいくという。業績は、リリース予定の新規ゲームアプリ(1~2本)は、リリース時のプロモーション費用を十分に織り込みつつ、売上貢献は保守的に予想し、既存ゲームアプリは現時点で想定できる費用を織り込んだ上で、直近のKPI推移を踏まえ、前期比で横ばいと予想。なお、上期に予定していた新規タイトルのリリースは下期に延期とのこと。

 ライフスタイルサポート事業では、第1四半期がサブセグメントとなる引越し関連事業、自動車関連事業、ブライダル関連事業、金融メディア事業それぞれにおいて、好調に推移。第2四半期以降は例年通りのトレンドで推移すると推定している。さらに上記以外の事業領域で新規サービスを開拓中。

 EC事業では、過去のトレンド同様、第2四半期(11月~1月、寒季)は自転車販売において閑散期となるため、QoQで減収となる見込み。引き続き組織基盤・体制を整え、 Q3繁忙期にはブランディングのための広告投資を実施予定。


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