セガサミーHD、第1四半期は遊技機事業の好調で売上高1,072億円の増収増益 スマホゲームは『オルサガ』『ぷよクエ』がけん引

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【決算概要】

 セガサミーホールディングス株式会社は2018年3月期第1四半期の決算を発表した。第1四半期までの累計(2017年4月1日~6月30日)業績は売上高1072億7,700万円(前年同期比51.9%増)、営業利益166億1,800万円の黒字(前年同期比443.9%増)、経常利益162億5,000万円(前年同期比444.3%増)、四半期純利益115億3,600万円(前年同期比180.6%増)となった。

 主に遊技機事業において大型タイトルの販売があったことから、前年同期比で大幅な増収増益を果たした。

(出典)2018年3月期 第1四半期 決算説明会資料 p5

(出典)2018年3月期 第1四半期 決算説明会資料 p6

(出典)2018年3月期 第1四半期 決算説明会資料 p4

 

【事業状況】

 セガサミーホールディングス株式会社は、大きく分けて遊技機、リゾート、エンタテインメントコンテンツの3つの事業からなる。以下、第1四半期における事業別の概況について紹介。

 遊技機事業では、パチンコ遊技機において、主力タイトル『北斗の拳』シリーズの新作『ぱちんこCR北斗の拳7転生』の販売が好調に推移。同事業の売上高は549億3,500万円(前年同期比158.6%増)、営業利益は151億400万円(前年同期営業利益3億4,300万円)と増収増益だった。

(出典)2018年3月期 第1四半期 決算説明会資料 p9

 リゾート事業では、Paradiseと同社の合弁会社であるPARADISE SEGASAMMYが、韓国・仁川において、韓国初の本格的統合型リゾート(IR)施設「パラダイスシティ」を、2017年4月20日にオープン。また、国内有数のリゾート「フェニックス・シーガイア・リゾート」において、前期に行った大規模リニューアルの効果があったほか、近隣の客を対象としたプランを実施した結果、2016年熊本地震の影響のあった前年同期より来場者数が28%増となった。

 なお、前期において屋内型テーマパーク(ジョイポリス)事業の開発・運営会社株式の一部売却等を実施したことから、リゾート事業の売上高は20億6,200万円(前年同期比23.4%減)、営業損失は7億3,500万円の赤字(前年同期は営業損失8億9,800万円の赤字)と減収赤字幅縮小だった。

(出典)2018年3月期 第1四半期 決算説明会資料 p18

 そして、デジタルゲーム分野を含むエンタテインメントコンテンツ事業では、売上高502億7,800万円(前年同期比7.7%増)となったものの、大型タイトル投入に伴い開発費等が増加したため、営業利益は37億1,700万円(前年同期比24.8%減)と増収減益だった。

 まずデジタルゲーム分野では、配信開始から5周年を迎えた『ファンタシースターオンライン2』が引き続き堅調に推移。スマートフォン向けタイトルは、配信本数が2017年3月期第1四半期の34本と比較して、25本と減少しているが、『オルタンシア・サーガ -蒼の騎士団-』、『ぷよぷよ!!クエスト』等の既存主力タイトルを中心に、各種イベントやアップデート等を実施し業績に貢献。

 なかでも『オルタンシア・サーガ -蒼の騎士団-』は2017年5月にTVアニメ「進撃の巨人」とのコラボレーションイベントを実施し、App Storeのセールスランキング(ゲームカテゴリー)でTOP5に急浮上した。足元では、『ぷよぷよ!!クエスト』のTVアニメ「名探偵コナン」とのコラボレーションイベントも好評を博しており、既存タイトルの粘り強さを感じた。

(出典)2018年3月期 第1四半期 決算説明会資料 p15

 パッケージゲーム分野では、全世界での累計出荷数150万本を突破した、グループ会社であるアトラスの新作タイトル『ペルソナ5』の海外展開が好調に推移したほか、PCゲームの新作『Endless Space 2』、『Warhammer 40,000: Dawn of WarIII』等を発売し、販売本数は456万本(前年同期は241万本の販売)を記録した。

 アミューズメント機器分野では、『艦これアーケード』等のレベニューシェアモデルによる収益を計上したほか、『UFO CATCHER TRIPLE』等のプライズ機の販売が堅調に推移。アミューズメント施設分野では、既存のゲームセンター業態において、プライズを中心に施設オペレーションの強化に取り組んだものの、新作ビデオゲームが好調だった前年同期に比べ稼働が減少し、国内既存店舗の売上高は前年同期比で100.1%となった。

 一方で映像・玩具分野では、劇場版「名探偵コナン から紅の恋歌(ラブレター)」が人気を博しているほか、玩具において、「アンパンマン くみたてDIY はしるぞっ!ねじねじアンパンマンごう」等の定番・主力製品を中心に販売。

(出典)2018年3月期 第1四半期 決算説明会資料 p13

 

【見通し】

 2018年3月期の業績見通しは、売上高3,800億円(前期比3.6%増)、営業利益200億円(前期比32.3%減)、経常利益160億円(前期比43.9%減)、当期純利益110億円(前期比60.2%減)の見込みとのことで、従来予想から変更は無い。

 遊技機事業は、主力タイトル『北斗の拳』シリーズの新作『パチスロ北斗の拳 新伝説創造』の販売、人気アニメ『攻殻機動隊S.A.C.』をモチーフにした『ぱちんこCR攻殻機動隊S.A.C.』等を販売する予定。リゾート事業は、IR(統合型リゾート)事業における先行投資等を計画している。

 エンタテインメントコンテンツ事業では、『ファンタシースターオンライン2』の大型アップデートとなるEPISODE5の配信を2017年7月に実施したほか、スマートフォン向け既存主力タイトルにおいて、各種イベントやアップデート等の実施による継続的な収益貢献を見込んでいるという。

 なお、今後のスマートフォン向けタイトルのラインナップには、『ポポロクロイス物語 ~ナルシアの涙と妖精の笛』、『D×2 真・女神転生 リベレーション』、『龍が如く ONLINE』等、人気ゲームIPを題材とした作品が並ぶ。シリーズファンに訴求したコア層の獲得で、新たな主力タイトルの創出に繋げたいところ。


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